中心市街地成功方程式

 

 いまいち意味が分からない。
 
 中心市街地の公共性や、少子高齢化人口減少社会の中でコンパクトシティを実践しなければいけないという社会的価値から、中心市街地の必要性を強調しながら、現状の商店街がそういった社会的機能を有していない現状も指摘してある。中心市街地の公共的側面に注目して、単なる商店街振興からまちづくり活動への方向性も示唆している。
 そして、そういった状況の中で「オンリーワンの街づくり」とか、「まちづくりは人づくり」といった、一村一品運動の時代から変わらないキャッチフレーズが並んでいる。いい加減ここら辺のキャッチも飽きてきた。じゃあ、衰退している地域は人間力が不足しているのかという、私が嫌いな議論になってくる。

http://namilog.sagafan.jp/e12340.html
ここらへんに書いてあることですが、

記事の最後の段落の小見出しは、「やり方次第」と、記事から受ける印象とはちょっと違和感を覚える、無責任な見出しがついているが、

中心商店街活性化は「やり方次第」
というが、

その「やり方」を知りたいんだと、だれしもが何年も思っているのではないだろうか。

 まあ、そういう話になりますね。

 私がこの本で一番重要視したいのは、中心市街地の重要な要素に雇用の要素を挙げていること。
 雇用があり、収入があるから、消費がある。雇用がなければ、人々(特に若者)は地域から去っていく。
 私が思うに、蛍雪の功で勉強し、青雲の志を持って都会に出て「いい学校」「いい会社」に進むことが幸せな人生かどうか、失われた十年で疑問がついた。バブル再来の現在若者がどう考えているかどうか知らないが(調べろよ)人の生きるモデルが多様化してきている。そのような時代に、若者に「こういう人生どーよ」と提案できるまちがつくれたらいいなあ、となんとなく思った。もちろん、その人生提案のためにも、地域に雇用があることは、最低限必要なことだ。
 戯言だが。