ウォーター・ビジネス

 水商売。

ウォーター・ビジネス (岩波新書)

ウォーター・ビジネス (岩波新書)

 水というものの特徴としては、有史以来その絶対量が一定であること、地球上に偏在すること、循環すること、があげられるだろう。
 絶対量は一定であるのに、世界的には水の消費量は増加している。足りなくなるのは必然か。過剰に使用すれば、生態系を破壊したり様々な影響が生じる。
 地球上に偏在するために、不均衡が起こる。それをなんとかするために、かなりの費用を投じてインフラを整備する。インフラを整備して、水が身近な存在になると、人々は水源地から遠く離れて、水源の環境への興味が薄くなる。
 そして、循環するということは、許容範囲内であれば、水というのは無尽蔵に使用できる資源である、ということではないだろうか。
 ご利用は計画的に。