景気とは何だろうか
藻谷浩介先生曰く、日本を駄目にした言葉の一つとして、「景気」があるらしい。
- 作者: 山家悠紀夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/02/18
- メディア: 新書
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難しいことは、頭が悪いのでよくわからない。
でも、
「失われた十年」が、実は景気が回復していた時期なんて、
そんなことって、ありか。
景気の要因としては、内因だの外因だの色々あって、上がったり下がったりするが、
国民の暮らしの向上にはたいして役立ってないだなんて、
そんなことって、ありか。
不良債権って、その多くが現在進行形で営業中の「生きている」もので、示威的な判断で不良呼ばわりされて、現在「生きている」企業活動が殺されていくって、
そんなことって、ありか。
著者の主張に対しては、国家の財政が危機的状況にある中で、公共事業ばっかり無限にやってられねえだろとか、最低賃金の底上げ等は一見有効に見えて、国際競争力を失ったり、最悪企業が海外に流出するだろとか、色々反論もある。
でも、景気がよくなっても生活の質がよくならない今の時代、地方自治体は数値目標をたてて、頑張っていかなければいけないと意見には賛成かもしれない。
なんにせよ、
「いつか景気がよくなって、そうなれば、なにもしなくても自然と所得は増えていくだろう」なんて、幸せな時代は終わった、ということか。
いや、そんな時代があったのかどうか知らないが。