仏教「超」入門
- 作者: 白取春彦
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2007/06
- メディア: 文庫
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「縁起」と「空」という哲学が仏教の本質であり、実は原始仏教には超能力も、死後の世界の概念も存在しないとはびっくり。
原始仏教は、あきらかに宗教というより哲学である。それがいろんな人に伝わるにつれて宗教色や呪術色が加味され、変質して日本に伝わり、それが日本の土着の文化と融合してもうなにがなんだかわからないものに変わってしまった訳だ。私見だが、悪人正機と衆生の救済を唱える浄土真宗は、むしろキリスト教に近いのではないだろうか。
そう考えると、キリスト教的ないろんな風習が日本に溶け込んでいるのも、なんか違和感もないような感じがしないでもない。