使う!論語
- 作者: 渡邉美樹
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2007/04
- メディア: 文庫
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こういった人の論語論というのは、「孔子はこう言っている」っていうことだけにとどまらない。「孔子はこう言っている。つまり、これはこういうことなのではないか。私の経験にこういうことがあった。だから、私はこう考える」という流れになる。
つまり、論語を語ることが、同時に筆者を語ることになっている。
これは、一歩間違えばひとりよがりに陥る危険性がある。また、自分を孔子に比して自慢話にある危険性もある。
論語を語るというのは、怖いことだ。