グーグル・アマゾン化する社会

 そんな社会。

グーグル・アマゾン化する社会 (光文社新書)

グーグル・アマゾン化する社会 (光文社新書)

 web2.0の特徴はユーザーも巻き込んだ双方向性や、普遍性、ロングテール等が挙げられる。しかし、その反面社会インフラ化した一部超巨大企業のみが一人勝ちして、一極集中現象が進んでいる。
 「みんなの意見は案外ただしい」ことになるためには、諸条件があり、まだまだそれを完全にクリアするまでには至っていないということなのか。
 地球上に存在するデータを収集して分析して、多数決で民主主義的に事実を分析しようとしても、発信者が偏って大量に一方的に発信し続ければ、その結果はそれに追従する。
 情報発信が独占されていた時代から、ある程度開かれておきながら先行者の利益は確保され、格差の大きな社会へと。変化はダイナミックに、段階を踏んで、徐々に。
 一歩一歩。