問題解決のための「社会技術」
なんにせよ、人と人同士のコミュニケーションが必要不可欠な世の中になってきた。
問題解決のための「社会技術」―分野を超えた知の協働 (中公新書)
- 作者: 堀井秀之
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2004/03
- メディア: 新書
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それはつまり、原因が多方面にあり、解決すべき問題が多方面にあり、解決すべき手段が多方面にわたり、解決のための手段の障害が多方面にあり、それを認識するべき分野が多方面に及びそれにより全体像が見えにくいからだ。
とりあえず、
まずは落ち着け。
第一に、問題の中身をしっかりと認識し把握し、
第二に、問題解決策を立案し、
第三に、その解決策を実施することによって、問題を取り巻く状況がどのように変化するかを予測し、
そして、実施する。
終わった後に、きちんと評価して次につなげる。
問題の中身の認識・把握では因果関係を把握し、論点を整理し、議論をうまくかみ合わせないといけない。上位目標と、プロジェクト目標と、達成すべき成果を明確にする。
問題解決策を立案するといっても大変だ。社会技術では、俯瞰的視野から類似分野で功績を上げている事例があれば、それを応用してブレイクスルーを狙う。
つまりは、そういうことなんじゃないかなあ、と。
難しい本だった。