下流社会

 色んな意味で話題の本。

下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書)

下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書)

 下流社会というタイトルであるが、実際のこの本の扱う「下流」とは、中の下を示すらしい。しかも、統計の根拠は自己申告で、「自分は何流だと思うか」と聞いたのをまとめたのらしい。
 日本って豊かな国だね。
 
 まあ、色々と。
 統計がどうとか、その数字でその結論を導き出すのはどうかとか、色々反論はある。
 地域のサンプリングが東京周辺しかないから、佐賀blogだと使える部分が少ない。
 とりあえず、ブックオフに叩き売る前に、使える部分だけ使おう。
 

  • 所得の二極化が進んでおり、高級品と廉価品が売れるようになる。ターゲットを意識しないと、売れない。
  • 女性の地位向上と社会進出により、これまで「女性」としてひとくくりだったものが、女性の階層分化が起こった。
  • なんだかんだで、古い価値観で結構人は幸せを感じている。
  • みんな自分と似た感性や階層の人と結婚したいと思ってる。だから、同じ階層の人同士で結婚する。
  • 東京近郊都市や東京でも、自分の地元で楽しい場所があれば、そこに愛着を持って東京の有名な場所まで出てこない。珍しがって東京を積極的に散策するのはおのぼりさん。

 こんな感じかな。